もともと観るつもりのなかった作品で、感想はパルコの長編CM。
■ ヘルタースケルター - 蜷川実花 (2012 日本)
写真家、蜷川実花による映像作品2作目の「ヘルタースケルター」は、今回も同様に原作は漫画。もちろんその原作を読んだことはなくて、ぶっつけ観賞といった感じだね。簡単に俺目線でメモすると、女王様的価値観の整形女優の落ちてゆく様を描いた内容。整形前はいわゆるブスなのに、整形してキレイになっただけで、よくもまあ、あそこまで女王様になれるもんだなぁ…って思った笑。ちょっと笑っちゃった。元ブス(現性格ブス)の人をチヤホヤする周りの人々までも、不思議に思えてくるよ。だからか、なんだか終始表面だけの観賞スタイルに落ち着いちゃった。
ビジュアルに関しては凄かった!!!もう、蜷川実花のオリジナルだったなぁー!!!ちょっとだけど、中島哲也の映像作品を髣髴とさせるけれど、花とか、きっと彼女も考えただろうインテリアのデザインには目を奪われた。華やかなイメージのある彼女の写真が、そのまま映像へ落とし込まれている感じ。彼女の作品以外ではなかなか見ることのできない、オリジナリティが、映画になったとゆう感じだったなぁ。彼女の織り成す、ダークな部分にも興味があったよ。初め、とってもゴージャスで可愛いと思った部屋も、照明とか配置1つで全く違う不気味な雰囲気に変わっていたり、真っ赤なバスルームを暗い廊下の奥から映すグッドアングルにもちょっと変な気分にさせられて、やられた感があった。
何よりも印象深いシーン…とゆうか内装があって、それは、刑事(検事???)役の大森南朋のいた仕事部屋。壁の色がグレーなんだけど、無彩色ではない(ように感じた。ちょっと…黄色っぽいグレーとゆうか)、照明で色が変化して見えたのか、個人的に好きな配色で、棚とファイルの配置も、まるでIKEAのモデルルームのようなさっぱりと整えられた印象で、どこか日本的ではない。かなりかっこよかった。
てな感じで、ストーリーにそこまで好意を感じられなかったので、ギャラリーアーティストの作る内容の無い映像作品を楽しむような感じで観賞したよ。あんまり…俺はないね、映画館でそうゆう観方をするって。新鮮だった。
是非、アクションな作品を撮って欲しいんだ!!!もっと動きのある、VFXとかCGめった使いな内容の作品。ジョジョの奇妙な冒険の黄金の風(シーズン5)を彼女がフィレンツェでイタリア人俳優総キャスティングで撮ったらビジュアル最高なんだろうなー!!!ニヤニヤ笑 ciaoooh
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